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中型機使用のLCC各社座席数を比較

先日バニラエア、ピーチがANAのB767を導入して中距離路線に進出というニュースがありましたが、中型機を使用している各社の座席数、シート配置などをまとめましたので興味の有る方はご覧ください。※PC閲覧推奨

長距離路線においては教科書のような確実なビジネスモデルが確立されていませんので、上級シートを配置するエアライン、詰め込み仕様にするエアラインなど各社個性が出ていて面白いです。

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エアライン 機材

Yクラス(配列)

上級シート(配列) 総座席数
エアアジアX各社 A330-300 365(3-3-3) 12(2-2-2) 377
 セブパシフィック A330-300 436(3-3-3) 0  436
ライオンエア A330-300 440(3-3-3) 0 440
タイライオンエア A330-300 374(3-3-3) 18(2-2-2) 392
ユーロウイングス A330-200 243 (2-4-2) C21(2-3-2),PY46(2-4-2) 310
 ジェットスター A330-200  265 (2-4-2)  38(2-3-2)  303
 ジェットスター  787-8  314(3-3-3)  21(2-3-2)  335
 ノルウェーエアシャトル  787-8   259(3-3-3)  32(2-3-2)  291
 スクート  787-8  314(3-3-3)  21(2-3-2)  335
 スクート  787-9  340(3-3-3)  35(2-3-2)  375
 ノックスクート  777-200  391(3-4-3)  24(2-3-2)  415
 ジンエアー  777-200  319(2-5-2)  36(2-5-2)  355
※バニラ&ピーチ(現状ANA機材) 767-300? 260(2-3-2) 10(2-1-2) 270

セブパシフィック、ライオンエアは現代の奴隷船・・・、上記からわかるように、途上国と呼ばれるような国のエアラインは詰め込み仕様にする傾向が強く、欧米系エアラインは3クラス制を導入するエアラインもあったりします。もし日本のLCCが中型機を導入した場合を考えると、どちらかというと欧米系エアラインの方が参考になるように思えますが、アジアからのインバウンドを獲得している状況を考えると、案外詰め込み仕様の方が良かったりするのかもしれません。
ただ、ANAのマイレージ特典航空券をバニラエアのフライトに交換できますので案外ちゃんとしたCクラスを用意すれば人気が出るかもなんて考えたりもします。

今回ニュースにあったANAの767は92年~95年に登録されたB767-381だと予想され、座席はプレミアムクラス10席、エコノミー260席、計270席となっています。

実際導入してもそう長く活用できないですし、本当に導入するのかどうかわかりませんが、短距離LCC市場が成熟した今日ですが、中距離路線はまだ競争が始まったばかりといってもいいので、日本のエアラインには頑張ってもらいたいです。 参考までにANAの767シートマップです。

画像引用: ANA

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