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春秋航空日本、パイロット10人乗務停止

先日から欠航便が続出している春秋航空日本ですが本日NHKのニュースで続報がありました。

先月までの半年間に安全上のトラブルを起こしたなどとして所属するパイロット全体の20%に当たる30代から60代の10人を乗務停止にしたということです。

ことし5月に佐賀空港で翼の「フラップ」の準備ができていないのに、離陸しようとした機長と副操縦士のほか、先月、成田と新千歳を結ぶ便で飛行計画書が誤っていることに気付かないまま離陸してしまった機長らが含まれているということです。

春秋航空日本によりますと、現在も8人が再訓練を受けているということですが、今のところ運航への影響は無いということです。会社では「皆様にご心配をおかけし、深くおわびします。社員が一丸となり、安全運航に努めます」と話しています。

引用元: NHK NEWS WEB

50人中10人が乗務停止はかなりインパクトがあります。国土交通省も会社側の安全管理にも問題があるとして再発防止を求めているみたいですが、大丈夫でしょうか?

なにより気になるのが、『今のところ運航への影響は無い』というコメント。明らかに出ていると思うんですが、乗務停止の件と最近の欠航は関係ないということでしょうか?国内線の、佐賀、広島、新千歳便全てに運休や時刻変更などがあるのですが・・・

春秋航空日本、札幌便が不可解な欠航続出 まさか・・・

弊社では降雪時の除雪手順見直しに時間を要している為、11/28~12/6までの期間、新千歳線を運休させていただきます。

上記発表が正しければ、新千歳での除氷車(ディアイサー)の契約がまとまっていないことが考えられますが、ただ単にお金の問題のように感じてしまいます。

そもそも中国ブランド(実際は日本の会社)ということでマイナスのイメージがつきものの春秋航空日本ですが、このままではイメージ通りチャイニーズクオリティと思われても仕方ないと思います。
ANA,JAL系から独立しているエアラインでしたので応援はしていたのですが、もはや黒字化は相当厳しくなったように感じますし、ここまで杜撰な運航体制を見ると、LCCのマイナスイメージを広めるだけの存在にも感じてしまいます。

去年の12月期決算で累積赤字は152億円になっており、今年度を考慮すると200億に近い数字になるかと予測されます。もはや本国の春秋航空が増資を引き受けなければ、首が回らない状況になるかと思います。果たして本国春秋航空は黒字化可能な事業と判断するか否か。

何かしらの春秋航空日本の今後の計画等の発表が無い限り、あくまで個人的な意見ですが利用は控えた方が賢明かもしれません。

画像引用: 春秋航空日本twitter

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