成田空港 航空ニュース

成田空港運用の再見直し案 

成田空港周辺の9市町の見直し案の再見直し要請により以下のような方向で最終調整しているようです。

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【今後の見通し】※1月に明らかになったもの
成田空港圏自治体連絡協議会が26日の会合で正式方針決定の見込み →見直し
1月末に国土交通省、県、成田国際空港会社に要望する。同省などは要望を踏まえて具体策を協議し、2月中にも計画を最終決定 →再見直し案策定
・2020年までにA滑走路の運用時間を1時間延長し24:00(24:30まではカーフュー弾力運用)までとし、現在設定する、午後10時台はA滑走路とB滑走路各10回ずつ、計20回までの便数制限は廃止。B滑走路は現状どおり、午前6時から午後11時までの運用時間とし、7時間の制限時間を設ける → 継続
・C滑走路の供用後は、滑走路別に異なる運用時間を設ける「スライド運用」を導入し、飛行経路下で6時間の静穏時間を確保する。空港全体の運用時間は05:00~24:30(25:00まではカーフュー弾力運用) →制限を追加
・地域振興策の追加

空港の波及効果を周辺の9つの自治体全域に波及させる」として、騒音拡大への懸念が強い空港の東部や南部の地域で企業誘致やインフラ整備に力をいれていく 引用: NHK


再見直しされ、追加で制限される内容

日中は、3本の滑走路を使って、離陸と着陸を2か所ずつで行えますが、深夜と早朝の時間帯は、1か所ずつに制限し、使用する滑走路も深夜と早朝で入れ替える計画です。

制限する時間帯について、新たな見直し案では、深夜は始まりの時間を午後11時から午後10時に前倒しし、早朝は終わりの時間を午前6時半から午前7時半に延ばすとしています。こうした場合、使われない滑走路の延長線上にある地域では、航空機が上空を飛ばない時間帯がそれぞれ1時間増えることになるため、国や空港会社では騒音の影響も軽減されるとしています。

滑走路に挟まれ両側から騒音の影響を受ける「谷間地区」と呼ばれる地域では、この効果が少ないことから、新たな見直し案では、これらの地域で住宅の防音工事を拡充することも盛り込まれる見通しです。 引用:NHK

安倍総理は今年の1月22日の施政方針演説で羽田、成田両空港で世界最高水準の百万回にまで拡大し目標に向かって、飛行経路の見直しに向けた騒音対策を進め、地元の理解を得て、2020年までに八万回の発着枠拡大を実現することを発表していますので、恐らく国、空港側も今回の再見直し案が譲歩できる限界なので、この再見直し案で決着することが予想されます。

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