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ロス発、長距離LCCワールドエアウェイズはバリューアライアンスに加盟か?ピーチ、バニラ統合でどうなるか。

去年ワールドエアウェイズ(2014年に破綻)の復活が発表され、マイアミ、ロサンゼルスを拠点に今後アジア、南米、ヨーロッパ線を開設させる予定となっていますが、CAPAの報道より同社Adam Weiss氏のインタビューが紹介され今後の計画が少しですが明らかになりましたので紹介したいと思います。

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現在アメリカ企業で長距離LCCは存在していなく、FSCのデルタ、ユナイテッド、アメリカンも今後長距離LCCを運航する子会社を設立する可能性が低いことから、投資会社777パートナーズによりワールドエアウェイズが長距離LCCとして設立されました。

当初の計画ではB787のようなワイドボディ機のみで運航することを計画していましたが、現在のところはナローボディー機、A321LRも導入する可能性があると報じられています。

今後の機材計画は2019年第1四半期に就航をはたし、2019年内に5機を導入します。その後、5年以内に787-8,787-9をメインに保有機数を20機まで増機する計画となっています。

また、アジア線就航時にはバリューアライアンスに接続させる計画があることがわかりました。

バリューアライアンスは現在8航空会社(バニラエア・チェジュ航空・セブパシフィック航空・ノックエア・ノックスクート・スクート・タイガーエア・タイガーエア・オーストラリア)が加盟していますが、太平洋横断路線で距離や路線網を考えるとバニラエアかチェジュ航空に接続させるのが一番効率的なように思えます。はっきりいって今のバリューアライアンスは機能しているように思えないですが、ロサンゼルス線が加わることを考えれば、アライアンスの力を発揮しそうな気がします。

しかし昨日報道にあったピーチとバニラの統合でピーチにブランドが統合される可能性が高くバリューアライアンス脱退となれば最初の路線はソウル・仁川の方が第一就航地としては優位になる可能性があります。
なによりチェジュ航空のアジア路線網は中国を筆頭に日本、香港、台湾、澳門、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、ロシアと結構優れてます。

今後ピーチがバリューアライアンスに加盟する可能性があれば立地的にも日本が優位にたつ可能性もありますので、ピーチ、バニラの統合でバリューアライアンスがどうなるのかも注目ポイントになるかと思います。

ワールドエアウェイズ自体、まだ就航する現実性が見通せない状況ですが就航してくれるとなかなか楽しませてくれそうな気がします。

ちなみにCAPAの記事では太平洋横断路線の最初のエアラインはワールドエアウェイズではないかと報じていますが、エアアジアXも就航計画があるので両社今後の動向に注目です。

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