ハンガリーに本拠地を置き同国最大のエアラインで欧州内で勢いがある、ULCC(ultra-low cost carrier)ウィズエアーですがイギリスがEUから離脱(Brexit)するにあたり、運航できなくなる不測の事態に備えてウィズエアーUKを設立し、AOC、営業許可を無事取得しました。
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ウィズエアーの他にもライアンエアー、イージージェットなども同様の対策を講じており、イギリスのEU離脱は航空業界にとって余計なコストになっているのかもしれません。
ウィズエアーUKは5月3日より運航を開始し、ロンドン・ルートンからルーマニア・ブカレスト線が初便となります。
機材計画としては、5機(A321×3、A320×2)でスタートし、2018年末までには8機体制とする計画です。
Brexit対策での設立となったWizz Air UKですが、同社CEOJózsef Váradi氏は、『Brexit対策ではあるが、イギリスで初めて営業許可を得た超ローコストキャリアであり、イギリスの発展のための自然な流れである』とコメントしました。
塗装がピーチに似ていることで話題にもなるウィズエアーですが、アリタリアの買収で名前が出てきたりと成長著しく今後も大きくなりそうな会社です。自称ULCCですが、LCCとの差も見つけにく、FSCでも座席指定料金をとったり、荷物無し設定の座席を販売したりと区別がつけにくい時代になってきて、単にLCC,FSCで分けることも難しくなってきています。
参考記事:The telegraph
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