国内LCC情報 新規就航・増便・減便

高知空港、LCC国内線や国際線チャーター便誘致へ着手

高知県で有識者、航空会社など19者で構成する高知空港の成長戦略を検討する官民の会議が発足し、第1回の会議が行われたと、日本経済新聞が報じました。

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2018年度中に計4回の会議を開く。19年2月に総合戦略となるアクションプランを策定する。羽田線など既存路線の拡充のほか、国内LCC路線の早期就航、定期便化を見通した国際チャーター便の誘致などを検討の柱に掲げた。引用: 日本経済新聞

上記のよう報道があり、今後成田を拠点とするジェットスタージャパン、バニラエア(ピーチへ統合)、春秋航空日本によるLCC国内線の開設が期待されます。その他可能性としては関西拠点のピーチも一応候補には残るのかもしれません。

現在成田発着の国内線LCCの路線(就航予定も含)は、以下の通りです。
新千歳、函館、関西、広島、松山、高松、福岡、熊本、大分、宮崎、長崎、佐賀、奄美大島、那覇、石垣の計15路線となります。就航地からみて分かるように、九州は年内にようやく全県就航となります。ほとんどの路線が羽田空港発着の利用者数上位の路線が成田から開設されるよう流れですので、今後の国内の就航地はある程度限られてきそうです。

2016年の3月の2018年度末までの中期経営計画発表時に以下のNAA夏目社長とコメントがあります。

「国内には他空港からLCCが就航しているものの、成田から路線がない都市が長崎と宮崎、石垣の3都市だ」と言及。また、羽田空港からの旅客数が多く、LCC参入が実現していない都市として、「北九州や函館、徳島、高知、岡山があり、これからの就航地として考えられるのではないか」「就航地を決めるのはLCCだが、NAAとしてマーケティングやプロモーションで自治体に働きかけ、就航地拡大を目指したい」 引用:Aviation wire

今となれば、言及のあった都市の長崎、宮崎、石垣、函館は全て就航となったほか、残るは北九州、徳島、高知、岡山となります。成田からの就航先の誘致、支援はもちろんですがNAAとしても就航してもらいた都市というものがあるはずで、以前上記のような発言もあったので、今後の新規開設路線はこういった都市になる可能性があります。
奄美、石垣のリゾート路線を除けば羽田からの年間利用者数が100万人規模の路線が候補となっているようです。

ジェットスタージャパンに関しては次の就航先が上記4都市であれば引き続き高需要路線を開設する流れが今後も続くと思われますが、上記4都市以外であれば、潜在需要を探った路線展開となりますので次の就航地はわりと注目です。

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高知空港のLCC誘致(高知~成田・関西)の取り組み、新ターミナル整備も検討