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エアバス社、カンタス向けの超長距離型A350XWBの需要を確認

エアバス社はカンタス航空の事業計画の『プロジェクト・サンライズ』で超長距離型A350XWBのカンタス仕様機の需要があることを確認し、現在開発中であるとエアバス社Eric Schultz COOが明らかにしました。

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『プロジェクトサンライズ』は、最終的にはオーストラリア東海岸と欧米を結ぶ直行便の就航を目指しており、3月に就航したパース~ロンドン路線はこの一環となり超長距離便の開設を目指したプロジェクトになります。

カンタス航空はシドニー、メルボルン、ブリスベンからニューヨークまでの路線開設を検討しており、その路線に投入できる機材をエアバス社、ボーイング社に提案するよう要望していてA35ULR,B777Xが有力とされています。

カンタス航空は来年にもシドニー~ロンドン・ニューヨーク線の開設の可否を判断し機材も選定する予定で、シンガポール~ニューヨーク線を超え最長となる飛行時間20時間以上の路線が誕生する可能性があります。

シンガポール航空が開設する飛行時間18時間45分のシンガポール~ニューヨーク線ではエコノミークラスは設けずビジネスクラスとプレミアムエコノミーの2クラス制を採用し長距離を考慮した座席配置となりましたが、仮にカンタス航空がA350を導入するとなるとA350の客室オプションにも追加される予定の寝室、ラウンジ、ワーキングエリアなどを選択できるオプションを採用する可能性が高いとの報道もあります。

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カンタス航空のAlan Joyce CEOは今後パースとフランクフルト、パースとパリを今後数年以内に直行便の開設をすることも検討しているとしており、カンタス航空の超長距離便は今後も増え続けることが予想されます。
もし従来の貨物スペースがエアバスが提案する新たな乗客用スペースとなれば一度は乗ってみたいですね。

画像引用:Airbus
参考記事: Airliner Watch

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