エアバス社は巨額債務を抱えているとされる海航集団(HNAグループ)へ支払い遅延のためA330の納入を停止した模様です。
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現在デリバリーが停止されたA330はトゥールーズ・ブラニャック空港にてコックピットにサンシェードが取り付けられ駐機されています。
海航集団(HNAグループ)は、海南航空が母体で天津航空、北京首都航空、西部航空、福州航空、金鹏航空、北部湾航空、長安航空、ラッキーエア、ウルムチエア、桂林航空、香港航空、香港エクスプレスなどを傘下に収める複合企業で、米ホテルチェーン買収などの大がかりな投資に失敗し巨額債務（17年6月時点で約12兆円）を抱えているとされています。
海航集団(HNAグループ)は香港の旧啓徳空港跡地の用地売却や、ドイツ銀行株の一部放出などで、負債返済資金の確保を目指しているという報道がありましたが、最近では中国政府が支援を検討 しているという報道もあります。
今月はじめには、海航集団（ＨＮＡグループ）の王健共同会長が南フランスのプロバンスで写真を撮ろうとして転落死しており、混乱が続いています。
日本にも多くの路線を持つ海航集団（ＨＮＡグループ）ですので、今後再建が進まなければ日本路線にも大きな影響がでる可能性があります。
画像引用：HNA GROUP
参考資料：REUTERS
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