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国交省、関西国際空港の早期復旧等に向けた対策プランの策定を発表 A滑走路再開は9月中旬、鉄道は4週間が目途

国土交通省は、関西空港の早期復旧等に向けた対策プランの策定を発表しました。以下対策プラン骨子。

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①運用再開のための緊急対応
②暫定対応
③本格運用
の3段階からなる、「関西国際空港の早期復旧等に向けた対策プラン」

【運用再開のための緊急対応】
≪空港≫
・航空会社との調整
・空港アクセスの確保(バス、船舶)
・手荷物検査、発券処理等の整備

B滑走路による運用再開(9月7日~)
・PeachAviationの国内線、国際線再開、順次回復(7日以降順次)
・春秋航空の国際線再開、順次回復

【暫定運用のための対応】
≪空港≫
○B滑走路による発着回数の順次拡大
○A滑走路の暫定運用による発着(9月中旬目途)
○国際線の順次拡大・ANA,JALの国際線、国内線の運航
・PeachAviationの国内線、国際線の更なる回復
・春秋航空の国際線の更なる回復
・他航空会社の運航再開(フェデックス等)
・第1ターミナルビルの機能一部回復(旅客システム等)
・グランドハンドリングの機能一部回復(車両持込)
・給油システムの一部回復

≪代替手段・インバウンド・物流≫
・地元調整
・代替空港のCIQ等の受入体制整備

○代替空港への振替拡大
・伊丹、神戸への国際線・国内線の振替を想定(インバウンド)
・ニーズに応じ、代替空港(成田、中部等)での増便(物流)

≪道路≫
○連絡橋上り線を用いた対面通行
<鉄道復旧前>
・バス、関係車両に限定
・一般車両通行禁止
<鉄道復旧後>
・交通需要を踏まえ規制の(段階的)解除
 
≪鉄道≫
○空港アクセス鉄道の運行再開(概ね4週間)・道路橋の撤去作業後、速やかに鉄道橋の修復に着手
 
≪代替手段≫
○代替アクセス手段の確保(バス・船舶)
・空港の運用状況に応じ、バス・船舶により実施し、逐次必要な輸送力増強
 

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【本格運用のための対応】
≪空港≫

・全乗入航空会社の運航便の再開、回復
・空港ターミナルビル等の機能の全面回復

○A滑走路の本格運用(施設点検後に修復時期を確定)
○B滑走路の本格運用(施設点検後に修復時期を確定)
 
≪道路≫
・鉄道によりかかった道路橋の撤去(概ね2週間)
・損傷を受けた下り線橋梁の復旧(2週間を目処に復旧時期を確定)
○連絡橋下り線の復旧
 

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