航空ニュース

拘束されたJALの副操縦士を英BBCが実名報道

日本航空の副操縦士が、基準を大幅に超える9倍以上の189mg(血液100mlあたり)アルコールが検出(同国の車の飲酒運転制限は80mgで、更に厳しい基準のパイロットは20mg)されたとして、イギリスの警察に逮捕された事件で日本の報道各社は名前を伏せていますが、BBCは副操縦士を実名にて報道しています。

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今回の事件で社内検査(パイロット2人との対面呼気検査)では、アルコールが検出されなかったことから副操縦士が不正を働いたと考えられています。
また、搭乗機へ向かうバスの運転手が副操縦士が酒臭いことに気づき通報したことなどからも社内体制の甘さを指摘する声が上がっているほか、日系大手にあたるANA系の会社でも数日内に飲酒による体調不良にて遅延便が発生していた事実を驚きをもって伝えています。

Katsutoshi Jitsukawa, 42, who works for Japan Airlines, was arrested on 28 October after failing a breath test. 引用:BBC

現在副操縦は勾留されており今月29日に判決を言い渡される予定となっています。類似した事案では今年6月に4倍以上のアルコールが検出されたブリティッシュエアウェイズのパイロットは、懲役8ヵ月の有罪判決をうけています。

参考記事:BBC
画像引用:JAL facebook

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JAL副操縦士が、飲酒による法令違反で現地の警察当局に拘束