FSC 航空ニュース

中国国際航空、HNAグループの買収を視野に入れた協議を昨年末に開催

中国国際航空は巨額債務を抱えているとされる海航集団(HNAグループ)と同グループの買収を視野に入れた協議を昨年末に開催していたことが関係者の話で明らかになりました。

スポンサードリンク

中国国際航空は中国民用航空局の許可を得てから昨年末に少なくとも2回にわたりHNAグループ取得へ向けた協議を行いましたが、実現にはいくつもの障害があり交渉の熱は冷めていったとされ、現状では先行きが見通せない状況の様です。
しかし今後HNAグループの経営改善が見込まれない場合は、同協議の熱が再燃することも考えられ、巨大航空グループが誕生する可能性もあるだけに今後の動向には注目です。

なお両陣営は、今回の報道を受け協議が開催されたことを否定しています。

海航集団(HNAグループ)は、海南航空が母体で天津航空、北京首都航空、西部航空、福州航空、金鹏航空、北部湾航空、長安航空、ラッキーエア、ウルムチエア、桂林航空、香港航空、香港エクスプレスなどを傘下に収める複合企業で、米ホテルチェーン買収などの大がかりな投資に失敗し巨額債務を抱えているとされていますが、海外資産の大半を売却するなどして経営再建を図っています。

参考記事:Bloomberg

スポンサードリンク

エアバス、HNAグループへの納入を再開へ