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エアイタリー、ロサンゼルス、サンフランシスコ線に続き北米5路線目となるミラノ~トロント線を19年5月6日開設へ

急速な路線拡大を続けるエアイタリーは先日発表されたミラノ~ロサンゼルス、サンフランシスコ線に続き北米5路線目となるミラノ~トロント線を2019年5月6日より週4便で開設することを発表しました。

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画像中央:Rossen Dimitrov COO

同社の今年の長距離線の開設は、ニューヨーク、マイアミ、バンコク、ニューデリー、ムンバイ線があり、来年は4月3日にロサンゼルス線、4月10日にサンフランシスコ線、5月6日にトロント線となっており長距離線の路線拡大が目立ちます。

エアイタリーはメリディアナを2017年カタール航空の支援の下(株式を49%取得)、リブランドしエアイタリーと社名変更をし、CEOのFrancesco Violante氏はイタリアを代表するエアラインへ成長させていくことを目標とし、今後は更なる路線拡大を計画していることを明言しています。

実質破綻状態にあるアリタリア航空が弱体化している今が好機と見て長距離線を開設しているようで、今後もイタリアで存在感は増していきそうですが、アメリカ線を開設にあたり米系のエアラインからはカタール航空の資本が入っていることで反発があるようです。以前から米系各社は中東系エアラインは政府の援助を受けており競争環境が歪むとし、乗り入れを制限すべきと主張しており、それを受けカタール航空はワンワールド脱退を示唆している状態が続いています。

現在長距離路線へはA330-200を導入し路線へ投入されていますが、2019年にはB787-9への置き換えが進む予定となっています。
今後は現在16機の機材数を2022年までに50機(B737MAX20機、B787-8/9 30機)まで増機する計画で経営再建が進まないアリタリア航空越えを目標としているので長い目で見れば日本へ就航する事も期待できます。

画像引用:Air Italy

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