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ANAウイングス飲酒機長、飲酒量や飲酒時間を虚偽報告し副操縦士とは口裏合わせ

ANAホールディングス子会社のANAウイングスの機長から運航乗務前検査にて機長からアルコール反応が検出された問題で、当初説明していた内容と異なり、飲酒量や飲酒時間を虚偽報告し副操縦士と口裏合わせしていたことが明らかになりました。

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当該便は1月3日(木)NH501便(大阪伊丹空港発 宮崎行き)でアルコール検出により、別の乗務員と交代したことから、合計5便が最大1時間44分の遅延となり677人に影響が出ました。

ANAは、社内規定で乗務前12時間以内の飲酒を禁止しており、当初の社内聞き取り調査ではホテルの部屋で社内規定時間内にハイボールを2缶飲んだと説明していましたが、実際には飲食店で説明していた飲酒量よりも多く、飲酒時間も禁止時間内だったようです。

また、副操縦士と口裏合わせをし副操縦士も会社へ虚偽の報告を行っていました。

国土交通省は飲酒に関わる新たなルールを作成中としており、国交省による抜き打ち検査や乗務後の検査も義務化するなど年度内に通達を出して制度化する方針です。
画像引用:ANA

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