成田空港 航空ニュース

成田空港、反対自治体に対し今年10月からの運用時間延長の延期はできないとして騒音対策費を追加負担へ

成田空港は、2019年の冬ダイヤよりA滑走路の運用時間を1時間延長し、深夜0時までとすることを目指していますが、昨年末に反対している自治体があることが明らかになりNAA(成田空港)は、今年10月からの運用時間の延長を遅らせることはできないとして騒音対策費を追加負担する方針であるとNHKが報じています。

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国、県、成田国際空港会社、9市町は、2020年の東京オリンピック開催までに運用時間を午前0時までとすることを四者協議会で今年3月に合意しており、空港側は直前の2020年夏ダイヤではなく、2019年冬ダイヤからの運用を実施し万全の体制でオリンピックを迎えたい考えを明らかにしています。

しかしながら、山武市と横芝光町は騒音地域の住民の理解を得るのが難しいとして反対していますが、NAA今後は、騒音地域住民宅のエアコン設置の助成など自治体が行う騒音対策費一部を、追加で負担する方針で理解を得たい考えであるとしています。

2019年4月には航空会社への発着枠の提示、管制官の配置などを決める必要があるため、一刻も早い統括する自治体の長の判断が求められます。時間をかけ四者協議会での合意した今後の計画ですので、予定通り2019年冬ダイヤからの運用開始が期待されます。

今後の予定としては2020年までにA滑走路の運用時間を1時間延長し24:00(24:30まではカーフュー弾力運用)まで延長。現在設定する、午後10時台はA滑走路とB滑走路各10回ずつ、計20回までの便数制限は廃止。B滑走路は現状どおり、午前6時から午後11時までの運用時間とし、7時間の制限時間を設ける予定となっており、B滑走路の延伸、3本目となる新滑走路の建設が予定されています。

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