成田空港は、2019年の冬ダイヤよりA滑走路の運用時間を1時間延長し、深夜0時までとすることを目指していますが、反対していた山武市と横芝光町が容認する方針を表明したと共同通信が報じました。
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山武市は受け入れの意向が数日前に報道があり、横芝光町が反対している最後の自治体となっていましたが、無事全自治体が2019年冬ダイヤ(10月)からの運用時間延長を容認したことになります。
冬ダイヤからの運用を実施する上で、2019年4月までに航空会社への発着枠の提示、管制官の配置などを決める必要があるとされていましたので、期限に間に合った形となります。
今後は運用時間延長により各方面で調整が実施され、地上アクセスや飲食店など様々なところまで影響が及ぶことが予想されます。
今回運用時間延長に大きな注目が集まっていますが、もう一つ注目する点が22時以降の便数制限の撤廃です。現在22時以降の発着回数は、成田空港の現行68回の発着回数の処理能力に対し20便まで制限されている状態となっていますが、今回の決定を受け、22時以降の発着回数を大幅に増加させることが可能となります。
今後の予定としては2019年冬ダイヤからA滑走路の運用時間を1時間延長し24:00(24:30まではカーフュー弾力運用)まで延長。現在設定する、午後10時台はA滑走路とB滑走路各10回ずつ、計20回までの便数制限は廃止。B滑走路は現状どおり、午前6時から午後11時までの運用時間とし、7時間の制限時間を設ける予定となっており、B滑走路の延伸、3本目となる新滑走路の建設が予定されています。
来月上旬にも正式に決定となる見通しで、発着時間延長は1978年の開港以来初めてとなり2019年は大きな変化を迎える年となります。
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