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成田空港の2019年10月27日からの運用時間延長が正式決定

成田空港は、2019年の冬ダイヤ(10月27日~)よりA滑走路の運用時間を1時間延長し、深夜0時までとすることを目指していましたが、本日2019年2月4日、国土交通省と千葉県、空港周辺9市町、成田国際空港会社の四者協議会にて運用拡大で正式合意しました。

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冬ダイヤからの運用を一時反対する自治体も存在しましたが、騒音対策費を一部を負担することで合意に至りました。

今回の合意は空港機能強化計画の一環で、運用時間の延長は1978年の開港以来はじめてとなり、今後は航空会社への発着枠の提示、管制官の配置などを決める事になっており冬ダイヤからの運用に向けた動きが加速します。

現在22時以降の発着回数は、成田空港の現行68回の発着回数の処理能力に対し20便まで制限されている状態となってますが、今回の合意で便数制限は撤廃となり22時以降は大幅に発着枠(58回/日、2万回/年)を確保できた事になります。

先日には羽田空港が発着枠拡大のために予定している都心上空飛行ルートで一時通過する横田空域において日本側が管制することで米軍と基本合意しており、東京オリンピックに向け、首都圏の発着枠は拡大します。

今後の予定としては2019年冬ダイヤからA滑走路の運用時間を1時間延長し24:00(24:30まではカーフュー弾力運用)まで延長。現在設定する、午後10時台はA滑走路とB滑走路各10回ずつ、計20回までの便数制限は廃止。B滑走路は現状どおり、午前6時から午後11時までの運用時間とし、7時間の制限時間を設ける予定となっており、B滑走路の延伸、3本目となる新滑走路の建設が予定されています。

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