FSC 航空ニュース

JAL(日本航空)、中期経営計画ローリングプラン2019を策定 サービス内容や機材計画など

JALは、「2017~2020年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2019」(以下、「ローリングプラン2019」)を策定したことを発表しました。

スポンサーリンク

飲酒事例などによる事業改善命令の反省をもとに「安全・安心の再構築」や「信頼回復と企業価値の向上」を図るとして組織風土・人財育成を含めた本質的な改革を行う計画です。

2019~2020年度の重点ポイントとして、「ネットワークを磨き上げる」としていて、2020年度に予定される首都圏空港の機能強化に向けて確実な準備を行い、提携パートナーを拡げ、2020年度中にグランドデザイン「世界主要500都市への乗り入れ」の早期実現を目指すとしています。

また、フルサービスキャリア事業の磨き上げと、中長距離LCC事業による新たなマーケットの創出に加え、国内含む短距離LCC領域はパートナーと連携を深めることで、多様なニーズに応える旅客事業のポートフォリオを構築することを計画しています。

スポンサーリンク

商品サービスを磨きあげるとし、新機材導入と客室の快適性向上の内容として以下を挙げています。
・A350-900型機導入(2019年9月~個人画面・電源を装備)
・787-8型機導入(2019年10月~個人画面・電源を装備)
・B767・B737型機に個人電源を順次装備
・ATR42-600型機に更新(北海道エアシステム)
・国際線:欧米豪路線全便のビジネスクラスフルフラット化(2019年6月~)

2018~2020年度投資計画として前計画より航空機への成長投資を400億円積み増し、成長を加速させることも発表しています。

来年度はこれまでの取り組み・成果を総括したうえで、長期目標である“グランドデザイン”の実現に向けた「2020年度を初年度とする中期経営計画」を策定し、併せて国際財務報告基準IFRSの適用も予定しているとしています。
画像引用:JAL

スポンサーリンク

JAL、A350-900型機を19年9月より羽田~福岡線に投入 B787-8型機は19年秋頃より羽田~伊丹線へ投入

JAL(日本航空)、成田~モスクワ線を19年3月31日からデイリー運航へ

JAL、2020年までに成田~ベンガルール(バンガロール)線へ就航することを発表