タイ国際航空は、2018年12月の決算において赤字額が前年比5倍となる116億バーツ(約408億円)となったことを発表しました。また、今回の発表を受けタイ国際航空の株価は4.6%下落しています。
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タイ国際航空のSumeth Damrongchaitham社長は、損失の原因としてLCCなどの他社との熾烈な競争、原油価格の変動、機齢が高い機体の整備費などの影響により赤字が拡大したとしており、新機材導入で路線の拡大を図り提供座席数も増加させたものの、旅客数は1%減となり、搭乗率は前年の79.2%から77.6%まで低下しました。
今後整備費を削減するために燃費性能の高い新機材を、最大38機購入する予定としており、受領以前にリースで新機材を導入することも検討しているとしています。
今年の6月にはバンコク~ブリスベン線にタイエアアジアXが就航しオーストラリア路線に進出することから、出発空港は異なりますが同路線を唯一運航するタイ国際航空も影響を受けることが予想され今後もLCCと競合する路線は増えていくことが予想されます。
参考記事:Bangkok post Bloomberg
画像引用:Thai Airways
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