中部国際空港(セントレア) 航空ニュース

中部国際空港沖の埋め立て計画を国交省が公表 第2滑走路を想定か

国土交通省中部地方整備局は、2019年3月25日に中部国際空港沖の埋め立て計画の環境影響評価準備書を公表しました。

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名古屋港では、庄内川などから流れ込んだ土砂を人工島のポートアイランドにて仮置きしていますが、容量が迫っており数年以内に限界値に達するため、新たな土砂の処分地として中部国際空港沖を計290ha埋め立てる計画です。


画像引用:国土交通省
画像引用:国土交通省

今回公表された埋め立て案では、空港事業と無関係であることが発表されておりますが、中部国際空港に沿った形で埋め立てる予定となっており第2滑走路を想定した埋立工事に一見みてとれます。

案 1,2,3 の三案の水環境、動植物及び生態系、工事の実施に伴う環境並びにその他配慮事項(漁業、空港運用、経済性、海上交通、伊勢湾断層)を比較した結果、案-2 が最も優位であることから案-2の形状に選定されています。


画像引用:国土交通省

国は西側の埋め立てを15年かけ、全体では32年かけ埋め立てる計画としています。
地元政財界からは以前から第2滑走路の建設を国へ求めていることや、大村愛知県知事が搬出した土砂を第2滑走路の建設に活用したいとの意向を表明していることから、今後滑走路建設へ向けた動きが加速することも考えられます。

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