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エチオピア航空、事故機のパイロットがボーイングが推奨する緊急時の対応を行っていたことを公式発表 同社CEOは事故機のパイロットを誇りに思うとコメント

エチオピア航空は、乗員・乗客157名が犠牲となったエチオピア航空302便の事故の暫定報告書において、事故機のパイロットがボーイングおよびFAA推奨の緊急時のマニュアル手順を行っていたことが明らかになったと公式発表しました。

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B737MAX型機の失速防止装置『MCAS(Maneuvering Characteristics Augmentation System))』の不具合が発生し、同装置を停止させるマニュアル手順を踏んだものの、機体姿勢を修正することができず、再度同装置を作動させたことが明らかになっています。

同社は、暫定報告書では、パイロットは最も困難な緊急事態に対処するためにボーイング・FAAが推奨する緊急措置に従ったことを明確に示しており、彼らの努力と緊急処置の完全な遵守にもかかわらず、機体姿勢を回復することができなかったことは非常に残念思う。と発表しています。

また、同社CEOのTewolde GebreMariam氏は、パイロットがこのような非常に困難な状況での規則となっている緊急手順を行ったことや高いレベルの仕事をしたことを非常に誇りに思っています。私たちはパイロット訓練センターと最先端の技術と最新の訓練技術を備えた世界で最大かつ最も近代的なものの一つであるエチオピア航空アカデミーを非常に誇りに思っています。とコメントしています。
参考資料:
Ethiopian Airlines
画像引用:Ethiopian Airlines

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