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アシアナ航空、当初3年以内の再建を目指す予定が一転、売却へ暫定合意か

韓国の財閥系企業であり物流・製造・金融サービスを手掛ける錦湖(クムホ)アシアナグループは、アシアナ航空を売却する方向で調整していることが明らかになり現地紙が一斉に報道しています。

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同グループは業績悪化を理由に韓国開発銀行へ5000億ウォンの支援を要請しましたが、銀行側は支援の条件として3年以内に経営再建が達成できなければ、アシアナ航空を売却する事を銀行側が決定しても合意するという内容や、元会長の妻と娘が保有する錦湖高速の株式を担保とする見込みとの報道がされていました。

しかし、融資額に比べ担保額が少額であることや、3年という猶予期間が長すぎるとの意見が出たことから急遽、対応を変更し再度再建案を練り直すよう求めましたが、アシアナ側が抜本的な再建策を示すことができなかったことから交渉の末、グループを生かすためにアシアナ航空を手放すことに合意したとされます。

錦湖(クムホ)アシアナグループの売り上げの60%以上を誇るアシアナ航空を手放すことで、資産規模で25位の同グループは60位以下まで順位を下げることになり大きくグループが縮小することとなります。

今後同グループや銀行側から正式発表が行われる見込みと現地で報道されております。
参考記事:hankyung
画像引用:Asiana Airlines

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