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レベル、A321XLR導入を検討 同社CEO『A321XLRはモンスター』

IAGグループでスペインのLCCレベルは、エアバス社が開発予定であるとされるA321XLRの導入を検討していることを明らかにしました。

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同社CEOのVincent Hodder CEOが、5月7日のA330-200の3号機受領時のメディア取材時に明らかにしたもので、開発を前提としてA321XLRはモンスターだとし、航続距離とコストにおいて非常に魅力的であると発言しています。

同機は理論的には現在レベルが運航する全ての長距離線を運航できる能力があるとし、コスト面においても通常ワイドボディ機よりもナローボディ機の方が運航コストが高くなる傾向にも関わらず、同社が保有するA330-200型機と同等の運航コストを実現できると試算しているようです。また、機体価格が大型機の半値程度ということも魅力の一つとしています。

A321XLRは、A321LRを改良しナロボディー機の世界最長航続距離の約7400kmから8300kmまで延長する計画で2024年までに納入される計画とされており、2019年6月17日から開催されるパリエアショーにて開発発表されることが予想されています。

既に正式な開発発表前から、複数のオーダーを受けているとの報道がされており、今後飛躍的に受注を伸ばすとの予想もあり、同サイズの市場で後発となるB797の開発にも影響を与えることが予想されています。
利用者側からすると、ナローボディ機での長距離を嫌う傾向にありますが、エアライン側からは、非常に魅力的な機体に映っていることが各エアラインの関係者のインタビューで明らかになっています。
参考記事:Air Journal
画像引用:LEVEL

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