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B737MAX、ハドソン川の奇跡などで知られるパイロットなどが公聴会で特有トラブルに対しシミュレーター訓練の必要性を指摘

米下院航空運輸委員会の公聴会で、ハドソン川の奇跡などで知られるChesley Sullenberger元機長らを含むパイロットはB737MAXに対して意見を述べました。

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同氏らはB737MAXのシミュレーターにて墜落に至ったとされる原因のトラブルを体験し、問題解決に時間を要し、事故機のパイロットも解決するまでに時間が足りなかった可能性を指摘しています。
また、トラブルを予想していたとしてもトラブル解決には時間が足りない可能性が高く、アメリカのパイロットが同トラブルを想定した訓練を行っていた可能性は低いとしました。

ボーイングはシステムの修正後は特別な訓練は必要なく、システムの変更点を把握すれば問題無いとしていますが、同氏らはipadでの学習ではなく、実際にシミュレーターで油圧による操作を身体的に体験してトラブルを対処する術を身につける必要性があるとしています。

訓練方法においてもボーイングの計画が批判された形となり、運航再開は見通せない状況が続いています、
なお、FAAによる認証飛行は2週間以内に行われる可能性があり、検証には4週間から6週間かかることが見込まれています。
参考記事:USA TODAY
画像引用:CBC

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