FSC 事故・トラブル 航空ニュース

大韓航空、機長がフライト前とフライト中にアルコールを要求 提供を拒否したパーサーは降格

大韓航空の機長が、フライト前とフライト中に客室乗務員へアルコールを要求し、会社から警告を受けていたことが明らかになりました。なお、提供を拒否したパーサーは降格処分を受けています。

スポンサーリンク

問題が発生したのは昨年12月30日の仁川発アムステルダム行きで、機長が出発前にビジネスクラス用のウェルカムドリンクのトレーからシャンパンを取ろうとしたところを客室乗務員が、飲酒はできないと制止しました。
その後もフライト中にワインを要求するなどしたことから、担当した客室乗務員が副操縦士や他のCAに状況を説明したところ、機長の精神状態を疑い着陸まで機長を刺激しないようにすることを決めました。

しかしながら副操縦士が機長にそのことを伝えたことから、口論となり、客室乗務員は一連の問題の経緯を会社へ報告しました。
調査を行った会社側は、機長に対し口頭で警告をし、報告を行ったパーサーに対しては口論の際侮辱的な言動があったことなどを理由に降格処分としました。

今回の問題が明るみになった後大韓航空は、機長が物議を醸す行動をとったの事実だが、実際に重大な問題が発生した事実はないとしたことから会社の対応に対し疑問の声があがっています。
参考記事:independent

スポンサーリンク

大韓航空、B787-10を20機とB787-9を10機導入する計画を発表

大韓航空、19年6月1日より27路線でファーストクラスサービスを中止へ

アシアナ航空の買収候補として、チェジュ航空を傘下に置く愛敬グループが立候補か

スポンサーリンク