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IAGグループがB737MAXを200機購入するLOIをボーイングと締結した経緯

先月開催されたパリ航空ショーで、IAGグループ(創設のブリティッシュエアウェイズ、イベリア航空と、スペインLCCブエリング航空、アイルランドのエアリンガス、スペイン長距離LCCのレベルなどがグループメンバー)がB737MAXを200機購入するLOI(意向表明書)をボーイングと締結したことが大きな話題を呼びましたが、LOIに至った経緯が明らかになっています。

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ここ数ヶ月内でも、未だに発注分のキャンセルも出ているB737MAXですが、IAGグループは確定発注ではないものの、200機購入するLOI(意向表明書)を締結しました。

多くの航空アナリストの予想としては相当額の値引きがなされたことによるものや、エアバスからの好条件を引き出す手法の一つなどとの予想がありましたが、同グループCEOのWillie Walsh氏はエアバスに発注しているA320neoの納入遅れ(平均70日遅れ)による不満が原因で、購入する意向に至ったとしています。

エアバスは今回のIAG確定グループの導入計画が確定発注に至っていないことから今後も受注獲得に意欲を示していますが、同氏はナローボディ機の構成を1社に頼る必要性はもうないと発言するなどB737MAXの購入の意思は極めて強いものであると現在は推測されています。

また、今後同機の運航が再開された際は、どの航空機よりも厳しい検査を通過して復帰することから、安心して利用できることになるとの見解を示しています。

肝心のB737MAXの運航再開は未だに目途が立っておらず、運航再開は来年になるとの報道も出始めています。
参考記事:LUCHTVAART
画像引用:Boeing

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