経営不安説が取り沙汰されるHNAグループ傘下の香港航空ですが、中国本土と香港のコンソーシアムが買収にむけ交渉を進めていることが明らかになりました。
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中国本土からは政府系の大手コングロマリットの中国中信集団公司などと、香港からは前政務長官の唐英年氏から成るコンソーシアムにより香港航空の買収に向けた協議が巨額債務を抱えているとされる海航集団(HNAグループ)との間で進んでいる模様です。
報道では20億元(約310億円)の資本が香港航空へ注入されるほか、一部負債を引き受けることを条件に交渉が進んでおり、同グループの再建に携わる中国開発銀行も今回の買収案に前向きであることから香港航空が売却される運びとなることが予想されています。
同グループの傘下の香港エクスプレスは、今年3月にキャセイパシフィック航空へ約700億円で売却することで合意がなされており、2019年12月31日までに取り引きが終了した時点で香港エクスプレスは正式にキャセイパシフィック航空の子会社となります。
HNAグループの経営再建により、これまで香港の航空業界に多くの憶測を呼び影響を与えていましたが、このまま協議が順調に進めば香港の空に落ち着きが戻りそうです。
参考記事:South China Mornig Post
画像引用:Hongkong Airlines
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