FSC 機材 航空ニュース

ユナイテッド航空、近くB757・B767の後続機を選定へ A321XLRまたはB797を視野 なおB797は開発遅れか

ユナイテッド航空は、近くB757・B767の後続機を選定する予定で、ボーイングへ候補となっているB797の開発状況についての説明を求める意向であることが明らかになりました。

スポンサーリンク

ユナイテッド航空は、2020年代半ばに30機~40機の中型機(B757・B767)の更新時期を迎えるとされ後続機の選定をしている段階で、現状ではまだ導入機種は決定はしていません。

既にエアバス社が先日のパリ航空ショーで開発を発表したA321XLRの導入を検討していることも明らかにしていますが、現状ではA321XLRまたはB797のどちらかを選定することが予想されています。

ボーイングは、NMA(New Midsize Airplane・非公式名B797)のプログラム発表が、2020年に延期となることを明らかにしていますが、B737MAXのトラブルの影響で遅れが出る心配もされています。
先日にはB737MAXの責任者を退任させ、NMAの開発責任者(VP)がB737MAXのプログラムに加わることが発表されましたが、一部の航空アナリストは、この流れはB797の開発が保留されている証拠であると指摘しています。

B737MAXの事故前までは、B797が2025年にも就航することが予想されていましたが、現状では同社の開発スケジュールに対して懐疑的な見方がされています。
ボーイングとしては、直近の課題はB737MAXの運航再開となりますが、既に中型機市場の後発となることが決定的なB797が開発遅れとなると、エアバスが大半のシェアを獲得することも考えられるため、長期的に影響がでることも予想されボーイングは今後も多くの問題を抱えることも考えられます。
参考記事:aero.de
画像引用:United Airlines

スポンサーリンク

ユナイテッド航空、B757の後続機としてA321XLR導入を検討

アメリカ合衆国運輸省、暫定的にユナイテッド航空へ羽田発着4往復分を配分 ニューヨーク/ニューアーク・シカゴ・ワシントン・ロサンゼルス線が開設へ

ボーイングCEO、B737MAXによるB777X・B797への影響はないと明言 B797は開発決定となれば2025年に納入へ

スポンサーリンク