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アシアナグループ、アシアナ航空の売却公告を発表 11月に優先交渉者を選定へ

韓国の財閥系企業であり物流・製造・金融サービスを手掛ける錦湖(クムホ)アシアナグループは、傘下のアシアナ航空の売却公告を7月25日に発表しました。

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売却を取り仕切る主幹事証券のクレディ・スイス証券(CS証券)は、入札意向を示した企業に対し買収に必要となる投資書類と秘密保持確約書を与える予定で、9月に予備入札、10月に本入札、11月に優先交渉者を選定という流れになる予定で、年内に手続きを完了させる計画としています。

アシアナ航空の売却額は1兆~2兆5000億ウォンなど幅広い額が推測されており、本来取得に時間を要し厳正なる審査がある航空運送事業許可証を、買収により取得できることなどから、興味を示す企業が多いとの見方がされています。

当初候補になると予想されていたSKグループ、ハンファグループ、CJグループ、ロッテグループ、新世界グループに入札への動きはみせていませんが、韓国の一部報道ではSKグループ・ハンファグループは入札に参加する可能性があることを伝えています。

しかしながら昨今の日韓関係の悪化により、突発的に旅客数が減少するなどの外部的な要因がある業界であることを再認識させられた格好であることから、再検討する企業もあるのではという指摘もあり、今後の入札に参加する企業に注目が集まります。

現在のところ正式に入札の意向を示しているのは、韓国のLCCとして最大規模のチェジュ航空を傘下に置く愛敬(エギョン)グループのみとなります。愛敬グループがアシアナ航空を買収した際は、傘下のエアプサン・エアソウルを含めると150機以上を保有する大型グループが誕生することになり、一気に大韓航空グループに匹敵する規模となります。
参考記事:chosan.com
画像引用:Asiana Airlines

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