KLMオランダ航空は、ボーイングが納入したチャールストン工場製のB787の仕上りに対し、許容基準を下回るとして不満があることを明らかにしました。
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ボーイングより受領したアメリカ・サウスカロライナ州ノースチャールストンの工場で生産されたB787においてシートの緩み、ピンの欠落または不適切な取り付け、完全に締め付けられていないナットなど様々な問題があったことを明らかにしており、次に納入される機体に対しても同様に事象が懸念されるとしています。
チャールストン工場の問題は今年4月に手抜き生産が行われていると、ニューヨークタイムズが報じており今回KLMの不満表明により改めてフォーカスされた形なります。
航空業界では有名な話ですが、カタール航空はエバレット工場製のB787しか受領しない契約になっているとされてます。
アメリカの航空アナリストは、ボーイングの過剰なコスト削減が問題との指摘をしているほか、B737MAXが優先事項であるため今後も大きな改善はみられないだろうとの見解をしています。
なお現地で報道があったのちにKLMは、現在問題がボーイングと共有され、解決に向け進んでいることを明らかにしています。
参考記事:Luchtvaart
画像引用:KLM
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