国土交通省は2019年8月8日、羽田空港の新飛行ルートの運用開始日及び増便の開始日を2020年3月29日に決定したことを正式発表しました。またB滑走路西向離陸には制限が設けられます。
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新たに運用する都心上空飛行ルートにより、年間約3.9万回増便できることになり、国際線へ充てられる予定となっており今後路線配分が行われる予定となっています。
新たな運用方式により、以前の運用と大きく異なるのは、都心上空からの着陸となることや、B滑走路から離陸することなどになります。
画像引用:国土交通省
B滑走路から西向離陸する経路については、環境影響に配慮した方策をとることとし、長距離国際線の制限、機材制限、騒音軽減運航方式等の導入を行います。
◆急上昇方式
フラップの揚力をできる限り活用することによって、可能な限り早く高度を確保する運航方式を導入する。
◆可能な限り早期の旋回開始
できるだけ早く旋回を開始することにより、住宅地の騒音を低減する。
◆長距離国際線の制限
羽田空港からの距離が6,000km程度以内の路線とする。ただし、当該距離制限を超える路線については、別途指定する低騒音機材に限り運航を認める。
現在羽田空港から就航している路線のアジア便は全て制限内となっており、制限により運航できないのは、オセアニア・欧米・中東・北米・太平洋路線となります。
◆機材制限
4発機(B747、A340等)を制限する。
上記の運用方法が決定したことで、路線の配分が今後行われる見通しとなり、羽田・成田両空港のネットワークが再編が進むことになります。
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