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FAA、今週からB737MAXの改修ソフトウェアのシミュレーターテストを開始へ

アメリカ連邦航空局(FAA)のStephen Dickson 局長は、今週からB737MAXの改修ソフトウェアのシミュレーターテストをシアトルで行う計画であることを明らかにしました。

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元パイロットでデルタ航空副社長を務めた同氏は、自身もシアトルに赴きシミュレーターテストに立ち会うとしており、安全の確証を掴むまでB737MAXが飛行させないことを保証するとコメントしています。

シミュレーターテストには、サウスウエスト航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空のパイロットも参加することが報道にあり、運航再開へ向けたテストが本格化する見込みです。
今後は順調にシミュレーターテストが進むと、実機を使った飛行テストに移行し、早ければ10月にも試験が開始される見込みとなっています。

運航停止措置から7ヵ月が経過し、地上には600機以上のB737MAXが駐機した状態が続いていますが、これまでのところあらたな不安材料は出ておらず、運航再開へ向けボーイングも機体の移送作業に就くと予想される臨時従業員の募集を開始するなど、徐々に動きが出始めています。

ボーイングは、2019年第4半期の運航再開を想定してスケジュールを組んでおり、2020年2月には現在の減産体制中の月産42機から52機まで引き上げ、6月には57機体制する計画であることが現地報道されています。
参考記事:CNBC
画像引用:Boeing

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