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モスクワ/シェレメチェボ空港の第3滑走路が供用開始 到着初便はアエロフロートの特別塗装機

ロシア・モスクワのシェレメチェボ国際空港の第3滑走路が2019年9月19日より供用開始となりました。

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画像引用:Sheremetyevo International Airport

第3滑走路(06L / 24R)は長さが3,200mとなっており、完全に独立した運用ができる位置に建設されました。これまで同空港の2本の滑走路は、間が280mしかないことから干渉しあっていたため1時間あたりの発着処理能力が60~65回とされていましたが、新滑走路の供用で約90回までとなり空港の性能が向上します。


画像引用:Google map

この処理能力は、現在の羽田空港の処理能力を上回り、来年夏ダイヤから運用が開始される都心上空飛行ルートを採用した羽田空港の処理能力と同等のものとなります。

第3滑走路を使用した最初の定期便は、アエロフロートロシア航空のサンクトペテルブルクからの便となり、特別塗装機のA321での運航となりました。


画像引用:Sheremetyevo International Airport

第3滑走路までの誘導路は、既存の自動車道路と交差することから特殊な橋を建設する工事が進められ、A380の重量にも耐えられ、全ての航空機に対応できる誘導路(橋)が整備されています。

今後同空港は、利用客数で世界の空港トップ10に入ることを目標とし、ハブ空港として機能を強化していくとしています。
日本発着路線では、アエロフロートロシア航空が成田~モスクワ/シェレメチェボ線を運航していますが、JALも来年から同空港の発着に切り替えることを発表しています。

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