アメリカ運輸省(DOT)は、JALとハワイアン航空が申請していた共同事業において独占禁止法適用除外(ATI)を認めない暫定的な決定を3日発表しました。
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今回のDOTの決定は、ATIの認可が利用者の利益に繋がらないことを理由として挙げています。
ATIが認められないことにより、当初計画していた両社間で運賃設定や運航スケジュールの調整を行う事ができなくなります。
年々激しくなっているハワイ市場において、ANAのA380に対しJALはハワイの離島間で豊富なネットワークを誇るハワイアン航空との関係強化が戦略の一つとしていたことから、JALとハワイアン航空は事業戦略の変更が必要になると予想されます。
またJALは申請に際し、今後5年以内に傘下のジップエアがハワイ市場に参入しないことを伝えていたことも明らかになり、ジップエアの候補路線の一つであった成田~ホノルル線が中期的な計画では構想外であったようです。
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