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JAL、2019年4~9月期の連結決算で純利益が前年比30%減の512億円 ANA同様にビジネス需要が減少

JALグループは、2020年3月期 第2四半期連結業績(2019年4月1日~2019年9月30日)について取りまとめ、業績予想を発表しました。

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2019年4~9月の連結決算は、営業収益は7,598億円(前年同期比1.3%増加)、営業費用は6,785億円(前年同期比3.9%増加)となり、営業利益は813億円(前年同期比16.0%減少)、経常利益は825億円(前年同期比12.5%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は512億円(前年同期比30.2%減少)となっています。


画像引用:JAL

米中貿易摩擦の影響などにより世界経済に先行き不透明感が広がるなかで、日本経済は全体的には緩やかな拡大基調で推移し、こうした経済情勢のなか、航空旅客総需要については、国際旅客では、やや力強さを欠いたものの、国内旅客では、改元に伴うゴールデンウィークの10連休化などの影響もあり堅調に推移したとしています。

国際線:日本発観光需要が堅調な動きとなった一方、世界経済の減速に伴い、日本発のビジネス需要がやや弱い動きとなり、欧州線などでは、競合他社の供給増により需給バランス悪化が顕在化し、香港線・韓国線では、政情不安や日韓関係の悪化による需要減も見られた。

国内線:国内旅客においては、観光とビジネス双方の需要が堅調に推移しており、沖縄方面を中心に概ね好調に推移した。

2020年3月期の見通し

通期連結売上高については、燃油および為替市況前提の見直しと、上期実績および下期における最新の需要 見通しを反映し、470億円下方修正し前期比2%増の1兆5160億円と予想しています。なお純利益については、現時点では前回発表予想から変更はありません。

同社は、国際旅客事業の今後の情勢の見極めが困難であり、収入の見通しは厳しい状況ですが、減収リスクに対してはコスト削減を中心とした収支改善策を全社挙げて実行することにより、利益予想の達成に努力してまいります。とコメントしています。

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