成田空港(NAA)は、2019年10月の空港運用状況を発表し、発着回数・航空旅客数が今年度初の前年割れとなったことが明らかになりました。なお国際線外国人旅客数は10月として過去最高を記録しています。
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航空機発着回数は、韓国線の減少、台風19号の影響、ピーチとバニラの統合に伴う便数調整により国内・国際両路線で前年割れとなり前年同月比4%減の21,122回となりました。
航空旅客数は、国際線、国内線旅客数がともに前年を下回ったことにより、昨年10月に記録した10月として過去最高の旅客数(3,605,392人)を下回り、前年同月比1%減の3,568,104人となっています。なお、外国人旅客数は前年同月を上回り、10月として過去最高を記録(1,517,494人:前年同月比1%増)しています。
現在は中国線が増便となっていることから今後発着回数や旅客数が再び増加に転じることが予想されますが、2020年の夏ダイヤからの羽田空港への路線移管が多数あり今後も成長が右肩上がりとはならないことや、政治的影響を受けやすい近距離アジア線に偏った運営を避けるためには、何かしらの対策が急務となります。
一部報道では、長距離便に新たな割引設定の制度を設けるとの情報があり今後どのような対策を行うのか注目となります。
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