FSC 航空ニュース

売却目前のアシアナ航空、再度希望退職者を募集 買収手続きは27日完了の見込み

現代産業開発(HDC)と証券会社の未来アセット大宇によるコンソーシアムへの売却が目前となっているアシアナ航空は今年5月に募集した希望退職者を再度募集していることが明らかになりました。

スポンサーリンク

募集する希望退職者には、韓国国内で勤務する一般職、営業職、空港サービス職のうち、勤続15年以上の者となり退職者には慰労金と子供の学業支援金が用意されます。慰労金は2年分の給料が支払われ、最大2年の学業支援金(全額)が支払われる予定で、退職者には外部機関を通じ、転職を支援する窓口を用意する予定となっています。

また現在も続いている売却へ向けた交渉は、今月27日にも株式売買契約を締結する見通しであることが明らかになっており、今回の希望退職者募集が新オーナーの意向であることが指摘されています。

ライバルにあたる大韓航空も6年振りに希望退職者を募集しており、業績が悪化している韓国エアラインの各社が経営のスリム化に向け舵をきっています。
韓国の航空業界は、今後新に2社新LCCが誕生する予定ですが、チェジュ航空がイースター航空を買収するなど業界再編に向けた動きが出始めており、アシアナ航空傘下のエアソウル・エアプサンの今後の扱いなどにも注目が集まります。
画像引用:Airbus

スポンサーリンク

アシアナ航空、買収後アシアナ航空のブランドは維持もブランドロゴは変更へ

チェジュ航空、イースター航空を買収する覚書を締結 年内に株式取得へ

ボーイング、韓国のエアプレミアからB787-9型機を5機導入するコミットメントの獲得を発表 同社は日本からの乗継客の獲得を目指す方針

スポンサーリンク