カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは、感染の拡大が続く新型コロナウイルスの影響により今後倒産する航空会社が現れるとの見解を示しました。
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同氏の見解では、レジャー客を主体とするアジア・太平洋地域のLCCが特に影響が大きく事業を継続できなくなる恐れがあるとし、今後は適者生存の市場環境になるとしています。
これまで中国の経済成長により中国からの旺盛なインバウンド旅客に頼った経営をして成長を遂げたエアラインもあり、そのような会社は今後一層苦しい経営状況となる可能性があります。
欧米各社は、中国本土への直行便の運航を早々に中止していますが、決断の速さには中国市場への依存度の低さも一因となっているものと考えられます。
一部の専門家は、2003年に発生したSARSよりも深刻な状況になる可能性があるとしており、当時のデータではアジア太平洋地域の運航便数が45%減少したことから、今後アジア圏の航空会社はウイルスの終息まで耐えられる資金力が重要となるのかもしれません。
画像引用:Qantas
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