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エアイタリー、業績悪化により会社の清算を決議し全便の運航を停止

イタリアのエアイタリーは、2月11日の株主総会で会社の清算手続きを開始する決議をし、全便の運航が停止されています。

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同社は、2月25日までのフライトは、他社に引き継がれ同様のスケジュールで運航が継続するとしておりその後のフライトは、全額返金で対応するとしています。

同社は2017年カタール航空の支援の下(株式を49%取得)メリディアナ(Meridiana)からエアイタリーにリブランドされ、経営不振のアリタリア航空を横目に運航路線を急拡大させ、イタリア国内第2位のエアラインとして存在感を増していました。同社は積極的に長距離路線の開設を行いましたが、比重を長距離路線に置きすぎたことが経営不振に陥ったと指摘されており、B737MAXの運航停止も財務状況の悪化に拍車をかけたとされています。

主要株主のカタール航空は、外資規制の上限値まで出資しているため支援を行うことができず、今回新たな出資元が見つからなかったことから清算手続きに踏み切った模様であると報道されています。

イタリアのフラッグキャリアであるアリタリア航空も財務状況に大きな問題を抱えており今後もイタリアの航空業界は、落ち着きを取り戻すまで暫く時間がかかることが予想されます。
画像引用:Air Italy

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