事故・トラブル 航空ニュース

【機内トラブル】リクライニングされ執拗に前座席にパンチ デルタ航空CEOの見解は…

先日アメリカン航空を利用した乗客が、座席のリクライニング機能を使用したところ、後ろ座席の乗客から座席にパンチを続けて受けたというツイートを巡り、アメリカ国内でリクライニング論争が起きています。

スポンサーリンク

トラブルが発生したのは、アメリカン航空ニューオーリンズ発シャーロット行きの便で、女性が座席を倒したところ後ろに座る男性が食事中なので元に戻すよう頼み、女性は座席を元の位置へ戻しました。
その後男性が食事を終えたのを見計らい再度リクライニングしたところ、男性は苛立った表情で女性の席を執拗にパンチする行為に走りました。

女性は、その時の様子を動画で撮影しSNSを通じて発信したことからリクライニング論争に発展しています。

日本でも多くの乗客トラブルの原因となるリクライニングですが、意見は様々で一例を挙げると以下の通りです。

◆リクライニングする際は、倒される側に声を掛けるべき(許可をもらう)
◆リクライニング機能がある以上何も言わずリクライニングしてよい
◆そもそも狭い機内である以上リクライニング機能を使うべきではない(特にLCC)
◆リクライニング機能を航空会社が提供している以上リクライニング機能の使用は個人の自由。禁止するのであればライアンエアーやウィズエアーのようにリクライニングできない固定座席にするべき

などなど意見は様々となります。日本では『座席を倒す前には後ろの方へお声掛けを・・・』とアナウンスするエアラインもあれば、何もアナウンスを行わないエアラインもあります。

今回この論争をめぐりアメリカのテレビ番組でデルタ航空のエド・バスティンCEOは以下の様なコメントをしています。

『乗客はリクライニングする権利を持っています。もし後ろに背の高い男性がいたとすると、リクライニングして問題が無いか確かめることが礼儀正しいでしょう。』と見解を述べた上で『私はリクライングもしないし、誰かがリクライングしてきても何も言わない』と補足しました。

個人的な見解としては、答えを一つに絞るのは困難であり、各エアラインが明確な基準を設けることが乗客トラブル減らすことに繋がるかと思います。

スポンサーリンク

デルタ航空の緊急脱出スライドが着陸態勢時に落下

大韓航空、機長がフライト前とフライト中にアルコールを要求 提供を拒否したパーサーは降格

中国南方航空のA380が激しい雹の影響を受け緊急着陸 コックピットの窓に多数のひび

スポンサーリンク