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エルアル航空、新型コロナウイルスの影響により従業員1,000人を解雇へ

イスラエルのエルアル航空は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による財務状況の悪化から従業員1,000人を解雇することが明らかになりました。

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現在同社は、感染者数が増加している国との運航便を運休としており、多くの路線で需要が減少していることから財務状況に影響が出ていることが明らかになっています。対策として役員は20%の減給を実施するなどしコスト削減を図っていますが、会社の存続のためにやむを得ず1,000人の解雇を行うとしています。

今回の解雇対象には、訓練中のパイロットや客室乗務員も含まれており、今後の事業拡大に備えた人材も放出することになります。

同社のGonen Usishkin CEOは、現在直面しているウイルス問題は複雑で最も困難な問題の一つであるとの認識を示し、今回の決断は痛みを伴うが、問題を克服し以前よりも強力な会社に生まれ変わる決意であるとコメントしています。

上記の措置により3月11日に就航を予定していた成田線は、現在4月4日の就航延期が決まっていますが、ウイルス問題が長引けば就航の無期限延期の可能性もあるだけに、ウイルス問題が終息に向かうことが切に願われます。
画像引用:EL AL Airlines

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