FSC 機材 航空ニュース

カンタス航空、B747型機がラストフライを終え同機の運航を終了

カンタス航空は、3月29日にサンティアゴ発シドニー行のQF28便の運航をもってB747型機の運航を終了しました。同日にはKLMオランダ航空のB747も運航を終了しており、世界から一気に同機のオペレーターが2社減りました。

スポンサーリンク

カンタス航空は、1971年にB747型機を導入し約50年となる2021年2月に全機退役させるスケジュールを組んでいましたが、新型コロナウイルスの影響により余剰機材が発生したことから合計5機のB747型機は早期退役となり、今後数週間以内にアメリカのカリフォルニア州のモハベ空港にフェリーされる予定となっています。

最終フライトには、ボーイングがB747-400ERのテスト飛行にも使用した機齢17年のVH-OEENullarbor”が投入され、無事シドニーに到着し、カンタス航空のB747の歴史に幕が閉じられました。日本線でも長らく活躍した同機は、成田空港や羽田空港で日中に駐機しているが印象的で、その姿が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの影響によりこれまで歴史を築いたA340やB747が早期退役を迫られる形となっており、本来であれば各機体がセレモニーを受ける予定であったものの、簡略化された形の寂しい退役を迎えることになってしまっています。
画像引用:Qantas

スポンサーリンク

カンタス航空、サンライズプロジェクト向けの機材となるA350-1000型機の確定発注を延期へ

カンタス航空とジェットスター、5月末まで国際線の運航を停止 A380・B747・B787は全機地上駐機へ

カンタス航空、運航便数の削減を拡大 国際線は5月まで90%削減

スポンサーリンク