エアカナダは新型コロナウイルスの感染拡大による航空需要の低下により、旅客定期便で貨物が輸送できなくなり貨物需要が高まっていることに対応して、同社が保有するB777-300ERを一時的に貨物機に転用することを発表しました。
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一時的に貨物機として使用することから、改装は座席を撤去するなどした簡易的なものとなりますが、既に改装を1機終えており合計3機を転用する計画です。この改装により通常よりも多くの貨物を客室部に搭載可能となり、マスク900万枚相当となる89.63トンを輸送できるようになります。なお既にカナダ運輸省より承認を得ていることも発表されています。
画像引用:Air Canada
既に同機を使用した貨物便も計画されており、主に新型コロナウイルスに対応するための医療物資などを輸送する予定となっており、同機の投入で貨物輸送力が強化されます。
また同社は、B777-300ERが選定された経緯について、保有する機体の中で最も広胴機であるのが理由とし、旅客機として運航できずに駐機されている機体を活用することも目的の一つとしています。
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