ユナイテッド航空のOscar Munoz CEOとJ. Scott Kirby社長は、従業員へ宛てたメッセージで今後の見通しについて言及しました。
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経営陣は従業員に対し、ウイルス問題はユナイテッド航空の94年の歴史で直面した最も大きい問題であり、政府の財政支援を受けても厳しい環境が続き、雇用環境にも影響を及ぼすことを伝えています。
今後の運航計画においては、5月と6月は予定していたスケジュールの1割程の運航になる見込みで、その後のスケジュールは確定していないものの、年内そして2021年まで本来の需要の水準まで回復が見込めないとしています。5月に関しては、1カ月の運航分が昨年5月のある一日の運航分に満たない予定となっており、深刻な航空需要の低下が起きています。
またソーシャルディスタンスが緩和され、企業や学校が再開し始めたとしても全ての都市が同時に再開されるとは限らないことや、各国の入国制限が続くことからすぐに需要が回復するのは難しいとの見解を示しており、雇用環境の悪化も長期化する可能性があることを示唆しています。
ユナイテッド航空は、政府から約50億ドルの支援を受ける予定となっていますが、現状では旅客収入が見込めず、今後も厳しい戦いが続くことが予想されます。画像引用:United Airlines
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