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ヴァージンアトランティック航空のブランソン会長、支援に消極的な英政府に対し自身が所有する島を担保に入れて働きかけ

ヴァージンアトランティック航空のブランソン会長は、新型コロナウイルスの影響により財務状況が悪化していることから自身が所有する島を担保にイギリス政府に融資を求めています。

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現段階でイギリス政府は支援に消極的であることが伝えられており、同社が求める5億ポンド(約665億円)の融資を拒むものとみられることから、ブランソン会長は自身が所有するカリブ海のネッカー島を担保に入れ、再度政府に働きかけを行う予定です。

政府が支援に消極的な理由は、同氏がイギリスで7番目に裕福な人物で推定47億ポンドの資産を保有していることや、居住地を所得税が免除されるイギリス領のヴァージン諸島として、あからさまな税金対策を行っていることが原因とみられています。

なお同氏は、移住はヴァージン諸島に惹かれたもので税務上の理由ではないとし、傘下企業は全て国への納税の義務を果たしていることを強調しています。また融資がなければこの危機の乗り越えることができないことや、他社に限定した支援を行うことで競争環境が歪み、結果的に数十万人の雇用が失われる可能性があるとコメントしています。

なお現在ヴァージングループはエアライン事業以外でもホテルやクルーズ事業などでも打撃を受けていますが、今後イギリス政府がどのような判断を下すのか注目されます。画像引用:Virgin Atlantic

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