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ANAホールディングス、2020年3月期決算を発表し純利益は75%減の276億円 将来の需要回復局面においては積極的に需要を取り込む計画

ANAホールディングスは、2020年3月期決算を発表しました。

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売上高は前年比4.1%減1兆9,742億円、営業利益は63.2%減608億円、経常利益は62.1%減の593億円となりました。特別損益において、航空機の受領遅延やエンジンの不具合に対する補償金を計上した一方、ピーチアビエーションに係るのれんの減損を行ったこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は75%減の276億円となっています。

画像引用:ANA

2021年3月期の連結業績予想については未定とし、今後の見通しを以下のように明らかにしています。
◆政府による緊急経済対策が計画されているものの、企業収益の低下による雇用・所得環境の悪化、個人消費の低迷による業績への影響は避けられないと考えている
◆本年4月に金融機関から1,000億円の借入を行う他、融資枠として既存の1,500億円に加えて新たに3,500億円のコミットメントライン契約を本日(2020年4月28日)締結する等、今後も必要に応じて適宜新規借入等の資金調達を行い、グループ各社の手元流動性の確保に努める
◆感染拡大の状況や各国の出入国規制、需給環境、景気動向等を注視し、将来の需要回復局面においては適宜運航便の再開を図り、積極的に需要を取り込む計画。国際線旅客では羽田空港から新規開設及び増便を14路線で実施し、国内線旅客では国際線接続に適した時間帯に羽田~関西線を期間増便する等、ネットワークを拡充する他、必要な需要喚起策や適切な運賃設定を通じて収入最大化を目指す

現在も終息の見込みや需要動向の予想が難しいことから、当面の間ANAを含めた全てのエアラインが、厳しい経営状況が続くことが予想されます。

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