タイ政府は、新型コロナウイルスの影響を受け大幅に経営状況が悪化しているタイ国際航空に対し、近く約18億ドル(約1930億円)の緊急融資を行う方向で調整していることが明らかになりました。
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同社はウイルス問題以前から経営状況が思わしくないことから、政府は融資を行うにあたり経営再建に向けた条件を設ける予定であることが伝えられています。
具体的には、11月頃に新株を発行することにより、770億4000万バーツの資本金を調達し貸付け金と利息を返済する事、一定規模の人員削減、2024年までに保有機材を103機から84機に減らす事、また保有機種も7機種から6機種としコスト削減を図ることなどが挙げられている模様です。
2017年以来赤字を計上し続けている同社は、今後航空需要が低迷する中での再建を図ることが予想され、観光国のインフラとしての期待も大きいことから今後も難しい舵取りを迫られることが予想されます。なおタイ王国は新型コロナウイルスの影響により約4兆2800億円の経済損失額となることが予測されています。
参考記事:theedgemarkets 画像引用:Airbus
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