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タイ国際航空、破産申請へ 日本の民事再生法に相当する破産法による再建を目指す見込み

タイ国際航空は、日本の民事再生法に相当する破産法に基づき経営再建を図り、近く破産申請する見込みであることが明らかになりました。

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タイ航空の再建を巡っては、政府は最大8,000人規模の人員削減を条件に1800億円のつなぎ融資を実施する方針を示しましたが、労働組合や複数の取締役の抵抗があったことから、財務省のUttama Savanayana大臣が破産申請も選択肢の一つとしていることを明らかにしていました。

今後は首相の承認を経て、日本の民事再生法に相当する破産法にて経営再建を図ることになりますが、タイ航空のケースでは、新型コロナ危機以前から毎年赤字を計上するなど財務状況が思わしくない状態が続いたほか、社内構造も問題の一つと指摘されていたことから、単に融資することにより再建は難しいとの指摘もありました。

既に以前の経営再建計画の目玉の一つとされていたパタヤ近郊のウタパオ空港でのエアバスと協業して設立する整備拠点も白紙化されており、一から経営再建計画が練られることなると思われます。
参考記事:Thai enquirer 画像引用:Airbus

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タイ政府、タイ国際航空の経営再建において破産も選択肢の一つとして検討

タイ国際航空の経営再建計画の一部であったエアバスとのウタパオ空港の整備拠点化計画が白紙へ

タイ国際航空、コスト削減で保有機種数を削減へ

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