エールフランスKLMグループは、エールフランス航空が保有するA380を全機退役させ運航を終了することを発表しました。
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当初の計画では2022年までに段階的に退役させる計画でしたが、昨今の新型コロナウイルスの需要減退により、大型機でありコストがかさむ機材であることから即時退役となります。なおA380の後続機としては、B787型機とA350型機を想定していることが発表されています。
以前の退役計画発表時には、A380が最新鋭の機材に比べコストが20~25%以上かかることからなどから、同機を投入できる競争環境が限られているとを明らにしていましたが、現状では投入できる路線が存在しなくなったことを意味しているものと推測されます。なお同社は、2009年の初号機を受領し、ピーク時は10機を運用し成田線にも2014年まで投入するなど、世界に先駆けて同機を導入したエアラインの一つでした。
A380の最大のオペレーターであるエミレーツ航空CEOもA380は終わったと発言するなど、現況での運用の難しさが浮き彫りになっており、今後も多くのエアラインで同機の退役が加速するものと推測されています。画像引用:Airbus
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