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ライアンエアーCEO、ルフトハンザは危機が迫ればいつでも反射的に政府のポケットに手を入れるとして批判

ライアンエアーのMichael O’Leary CEOは、ルフトハンザドイツ航空がドイツ政府から1兆円規模の融資を受けることで合意した救済策につていて、国家援助に依存していると批判しました。

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同氏は、ルフトハンザは、危機が迫ればいつでも反射的に政府のポケットに手を入れると表現し、同グループがドイツ政府から90億ユーロ、スイス政府から10億ユーロ、オーストリア政府から8億ユーロの融資を受け、そしてベルギー政府には5億ユーロが必要であると主張して可能な限り多くの国家援助を集めていると指摘しています。

これらの融資によりルフトハンザグループは、今後低価格で航空券を提供できるようになり今後5年間は不当な競争を迫られることになるとして、正式に抗議するとしています。またこれまでの発言では、財務状況を強化したことで、弱体化したエアラインを買収する可能性があるなどを指摘しており、ルフトハンザグループを含めKLMフランス航空グループなどにも批判的な姿勢をとっています。

なおルフトハンザグループは、今後欧州連合に承認を受ければ、正式に融資を受けることになります。画像引用:Ryan Air

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