ルフトハンザドイツ航空は、90億ユーロの救済の最終承認に向けて、ドイツ政府と欧州連合との妥協案に合意したことを発表しました。
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今回の救済を巡っては、ドイツ政府が90億ユーロを融資することによって公平な競争環境が維持できない恐れがあることから、欧州委員会がルフトハンザに対しフランクフルトとミュンヘンの一部発着枠を返上するよう要求していました。これをルフトハンザ側の監査役会は、条件が厳しすぎるとして承認を保留としていました。
しかしながら今回受け入れ表明したことにより、フランクフルト空港とミュンヘン空港に所属している最大4機の登録を外し、最大24のスロットを他社に譲渡することになります。このスロットは、政府などから支援を受けていない新規乗り入れ欧州エアラインのみが使用可能となり、1年半経過後使用されないスロットがある場合は、オークション形式にて既存の競合他社も使用が可能となります。
今後欧州委員会は、ドイツ政府による救済の最終承認を行い、ルフトハンザ側も臨時株主総会で承認を経た後に正式に救済計画が実現することになります。画像引用:Lufthansa
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